マボヤとは?
名前 「ホヤ」にもたくさんの種類がいますが、最も一般的に食されるのがこの「マボヤ」です。
分布 九州以北
大きさと寿命 大きいもので20cmになる。養殖ものについては、3年半~4年半で出荷するところが多い。
最高の美味。マボヤは新鮮さが命なので、なるべく水揚げしてすぐのものが良いです。日にちが立つと、特有の苦み・えぐみが出てきます。調理法としては刺身が鉄板ですが、蒸しボヤもかなり美味しいです。火を通すとホヤの甘みが引き立ちます。焼きボヤや天ぷらは試したことがありませんが、ホヤなのですから美味しいに決まっています。
マボヤは水産有用種なので、漁業権が設定されているところが多いと思います。勝手に獲ると密漁になる恐れがありますので、獲る前に必ず管轄の漁協に問い合わせてください。
生態 マボヤはヒトと同じく脊索動物です。タコやイカは貝類と同じ軟体動物、カニやエビは昆虫と同じ節足動物であることを考えると、(系統的に)随分とヒトと近い動物です。
産卵期は冬です。産卵後、1~2日で卵が孵化して、オタマジャクシのような幼生が出ます。この幼生は1~2日で岩などの器質に付着します(着底という)。人工採苗の場合、ロープやホタテ殻、カキ殻にホヤの幼生を付着させ、その後ロープにつるして養殖します。ちなみに雌雄同体です。
調理法
・さばき方