魚介類の動画と解説を載せていきます。

あいなめ(鮎並)

  • 2023年1月2日
  • 2023年1月9日
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アイナメとは?

産卵期のオスのアイナメは黄金の婚姻色がでます。

名前 地域によって名前が大きく異なる魚です。北海道では「あぶらこ(油子)」、函館など道南の一部や東北日本海側では「しんじゅ・しじゅう(四十)」、三陸北部では「あぶらめ(油目)」。三陸南部・常磐北部では「ねう・ねお・ねうお(根魚)」。関西では「あぶらめ」で一部地域では大型個体を「ぽん」と呼ぶようです。山陰では「もず」などなど。また地域によっては「あぶらっこ」と呼ぶこともあるが、近縁のクジメのことを「あぶらっこ」と呼ぶ地域もあるので注意が必要です。

分布  本州以北

大きさと寿命  大きい個体で60~70㎝。寿命は15~20年。

水深1mから50mの浅海域に生息し、海釣りの対象魚として人気です。穴釣りや投げ釣り、ワームやジグを使ったルアーフィッシングなど、様々な釣法で釣ることができます。

また白身魚の代表格として大変人気です。活締めのものはなかなかの高級魚で、1kgあたり2000円を超すのはざらです。「あぶら」という単語が入った地方名が多いですが、これはアイナメの身にあぶらがのっているためだと思います。6~7月が旬であり、旬の季節のアイナメは本当に脂がのります。刺身や炙り、煮つけや塩焼きなどなんでも美味しいですが、もっともお勧めなのは、アイナメのアラをふんだんに使った味噌汁です。なお、9~12月にかけては磯臭さを感じる個体がいます。

生態 産卵時期は10月から12月です。この時期には、オスのアイナメには黄金色の婚姻色が出ます。海藻やロープなどの構造物にメスのアイナメが卵を産み付け、その卵をオスが守ります。外敵はウニやヒトデ、他のアイナメなどです。

形態 水流や水圧を感じとる器官である「側線」が5本も存在します。なお、アイナメの学名はHexagrammos otakiiです。Hexaとはギリシャ語で6という意味であり、アイナメには側線が6本あると勘違いした研究者が名付けたという説があります。

調理法

・塩焼き

刺身と炙りの作り方です。旬(6~7月)の時期がとてもおいしいと思います。

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